2025.01.01
久々にコラムを書きます。
まだまだ、特に控訴(上告)理由書に元職をひけらかして「最近の若い裁判官は」みたいな愚痴を書いてしまうものの(歳のせいです。お許しください)、もう「弁護士生活◯年」という気持ちはなくなったので、多分弁護士が板についてきたと自分では思っています。
今年の年賀状は、購入はしたのですが、まだ書けていません。
実は、12月30日〜31日は、事務所で、ほぼ徹夜で期限を1ヶ月も過ぎた「控訴理由書」などを書き上げていて(上告理由書と違って遅れたことを理由に却下はされませんから)年賀状どころではなかったので。
裁判官臭はある程度は抜けたのではないかとは思うのですが、私を頼ってくる方の事件(不当訴訟を除く)の依頼を断ることはやはり、まだできません。
もっとも、債務整理事件は(他の事務所をご紹介するなどして)お断りし、私が事務所に出るのを週4日(週休3日。土日と水曜が多い)にし、急ぐ方は他の事務所を当たってもらうなどして、徐々に事件数をセーブするようにしています。
それでも、多分(パソコンに、事件の種別及び年度ごとのフォルダーを作り、その中に新受事件のフォルダを作るので、それを数えると)、昨年の新受事件は、民事(訴額の小さい事件ばかりですよ)が20件、人事・家事が19件、刑事はほぼ国選ですが、公判に至った(つまり、被疑者段階で終わったものは除く)のが、なぜか昨年多くて18件、その他、執行関係(財産開示請求から告発に至ったものあり)が4〜5件かな?ほかにも交渉事件(交通、消費者、債権回収等)などが、これは種類で分けて年度ごとのフォルダーは作っていないので数は不明ですが、月に少なくとも2〜3件はあり(昨年は成功例もぼちぼち)、福山支部(裁判所)では、私が忙しすぎると評判になっているとのこと。でも、何とかかんとか、ほぼ、期限に遅れることなく書面は出せてる(つもり)です(Googleカレンダーから消えてたりしたら(期日を含め)守れませんが・・・)。
最近、私の健康を心配する事務員さんや依頼者に病院に行くよう強く勧められていますが、忙しいのと、腹が出まくり、他の病気が見つかっても怖いので行ってません。
私が、奈良地家裁(本庁と葛城支部)勤務当時、抜群の人気を誇っていて、私もいろいろとお世話になったU弁護士は、受任事件200件で、依頼者との打ち合わせも、「あんた誰だっけ?」から始まり、1時間以上はしないと言っていましたが、私も、現在の受任事件(交渉を含む)は相当の数になると思うし、依頼者との打ち合わせ(は、結構長い時間します。また、交渉事件や執行事件など期日が決められない事件については、いついつまでに私から連絡がなければ、問い合わせの電話をかけるようお願いしています)は、「今日は何をするんだっけ」(実は、「あんた誰だっけ?」と思うことも多々あります)から始まることがほぼ常態化して、依頼者を面食らわせています。
以上、近況報告でした。